骨の成長が著しいお子様は、むし歯を作らない口中環境と正しい噛み合わせ・歯並びを保つことが非常に重要です。当院の小児歯科では、むし歯を事前に予防する治療を第一に考えて、お父様やお母様にお子様の歯の状態についてわかりやすい説明を行い、大切な歯を守るためのケアを覚えていただきます。
定期検診、むし歯予防のフッ素塗布、食後のキシリトールガムや歯磨き習慣など、最近は歯への意識の高いお父様お母様が多くなりました。小中学校へ歯科検診に行くと、昔でしたら、ほとんどの歯がむし歯というお子様も珍しくありませんでした。しかし最近では、むし歯が全くないお子様が半数以上です。対して、むし歯のあるお子様は口中のケアが全くされていないという両極です。
寝屋川市の「子ども医療費助成制度」が平成27年7月から改正されました。寝屋川市に住民登録があり、健康保険に加入されている高校生(18歳に達して以降最初の3月31日まで)までが対象となります。詳しくは、受付でお尋ねください。
歯質を強くして、むし歯になりにくい環境を作る方法です。最近では、市販の歯磨きペーストの中にも含まれていますので、フッ素という言葉は聞いたことがあると思います。歯科医院では高濃度のフッ素を使用するため、3~4ヶ月ほど効果が持続します。フッ素は飲み込んだりしても身体には無害で、うがいが出来ない小さなお子様や乳歯が生えたばかりの乳児にも効果的です。ただし、フッ素を塗ったからといって絶対にむし歯にならないというものではありません。毎日の歯磨き習慣と正しい食生活を心掛けてください。
奥歯を鏡で見てみると、歯の真ん中に凸凹した溝があります。溝の中には食べかすが詰まりやすく、歯ブラシがきちんと届かない場所でもあります。シーラントは、この溝の中に詰め物をして溝を浅くし、食べかすを残しにくく歯磨きがしやすくする予防法です。処置を行う前に、歯の表面をクリーニングし、細菌が入り込まないように殺菌します。すでにむし歯になっている歯には適しません。
天然の甘味料で、スーパーなどでもキシリトール入りガムがたくさん販売されています。キシリトールは、むし歯菌の活動を抑え、唾液の分泌を促す作用があると言われています。食事やおやつの後にキシリトールガムを噛む習慣はむし歯予防に効果的です。
力を入れてゴシゴシこするだけでは、歯垢を取り除くことはできません。磨き残しを少なくするには、時間をかけて歯のすき間や溝、歯肉との境目や歯の裏側まで丁寧に時間をかけて磨くことが大切です。 自分でしっかり磨けるようになる小学校3~4年生くらいまでは、寝る前の歯磨きで大人が仕上げ磨きをしてあげてください。 お子様の年齢やお口のサイズに合った歯ブラシを使用し、毛先が広がった歯ブラシは新しいものと交換してください。
歯に痛みや違和感を感じたらまずはご相談ください