むし歯の治療、歯のケア、歯科検診など、歯に関する診療を行うのが一般歯科治療です。当院では、できる限り患者様に負担の少ない治療を心掛けております。
食べ物を摂りこむ口、しっかり噛んですりつぶす歯は、栄養を身体へ届ける消化器官の入り口です。つまり、お口の健康を維持することは、身体全体のメンテナンスです。毎日の歯みがきや定期的な歯科検診でご自身の健康状態に関心を持つことは、一生自分の歯を守るための第一歩です。
冷たいものがしみる。甘い食べ物で歯が痛む。歯磨きで出血する。
このような症状があれば、すでにむし歯や歯周病が進行している状態です。
ズキズキ痛みだしたむし歯は、治療をするのもつらいものです。初期むし歯の段階で適切な処置を行えば、症状を進行させずに健康な状態を維持することも可能です。当院では、むし歯を治療しないで治せる初期段階で発見するために、3ヶ月毎の定期検診をおすすめしています。乳歯が生えたばかりの乳児から高齢者まで、ご家族全員の歯を守るホームドクターとして、歯に関することはなんでもご相談ください。
歯の表面についた歯垢(プラーク)を媒介として歯周病菌が増殖し、歯や骨を溶かしてしまう病気です。日本人成人の80%が感染していると言われる大衆病で、歯を失うもっとも大きな原因です。 初期の段階では自覚症状がなく、自分ではなかなか見つけることが出来ません。歯周病が進行すると、歯や顎の骨を溶かし、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。
歯周病菌の刺激によって動脈硬化を引き起こす物質が発生し、血管内にプラークを作り血液の通り道が狭くなります。プラークが剥がれて塊ができると、血管が詰まる原因になります。歯周病の人は、そうでない人の3倍近くも脳梗塞を発症しやすいと言われています。血圧・コレステロール・中性脂肪が高めの方は、動脈硬化予防のためにも歯周病予防や治療が効果的です。
糖尿病は、以前から歯周病の合併症だと言われています。最近の研究で、歯周病になると糖尿病の症状が悪化したり、またその逆もあり、相互に悪い影響を与えていることがわかっています。歯周病治療によって、糖尿病が改善されることも報告されています。
妊娠している女性が歯周病に罹患している場合、早産や低体重児のリスクが高くなることが報告されています。血中に入り込んだ歯周病菌が、胎盤を通じて胎児に影響を与える可能性もあり、タバコやアルコール・高齢出産よりもはるかに高い危険性が指摘されています。妊娠を予定されている女性は、生まれてくる赤ちゃんのためにも歯周病予防にお越しください。
この他、肺炎、骨粗しょう症、メタボリックシンドロームなど、様々な内臓疾患と歯周病の関係について報告があります。
歯周病は、自覚症状が現れた頃には手遅れということも多い病気ですから、早期発見できるように定期的に歯科検診を受けるようにしましょう。
歯周病の初期チェック
歯に痛みや違和感を感じたらまずはご相談ください